譲渡の流れ

猫の譲渡について

猫を保護して譲渡活動する人を保護主といいます。
保護猫カフェさくらに在籍しているすべての猫は、保護主さんからお預かりしています。
カフェには常時40匹の猫が在籍していますが、それぞれ保護主さんが違います。

保護主さんによって、猫の譲渡条件が異なります。
里親希望者さまが大切に可愛がってくださっても、先住猫さんと相性が合わなかったり、その他やむを得ない事由により、残念ながら譲渡が成立できない場合があることをご理解ください。

他の保護主さんなら譲渡可能な場合や、永年預かり制度を利用できる場合もあります。
スタッフにお声がけいただくか、公式LINEアカウントからご相談ください。

譲渡をご希望の方へ

猫の譲渡条件は保護主さんによって異なりますが、一般的な譲渡条件についてご説明します。
また、通常の譲渡が難しい場合も、永年預かり制度を利用することで猫をご自宅で飼育することは可能な場合があります。
保護猫譲渡会や保護猫カフェを訪れて猫の譲渡が成立しなかった方が、ペットショップで猫を買い、早期に手放してしまうことを減らしていきたいです。

単身の方
単身の方は、仕事やプライベートなどで自宅を空けてしまう時間も長くなることが多いです。里親様が遠方の実家に帰省・長期出張・急な病気や事故で入院した際に、代わりに猫のお世話をしてくれる方を探す必要があります。単身者の方が猫の飼育を続けられなくなった場合に、里親様に代わって猫の飼育が継続できる後見人(親族やご友人)がいる場合は、譲渡可能な場合があります。正式な譲渡の前に、もしもの時に飼育を引き継ぐことができる後見人の立ち会いと承諾が必要となります。

ご年齢
猫は長くて20歳まで生きます。一般的に60歳以上の方への譲渡が難しくなることが多いです。しかし、60歳以上でも後見人がいる場合は譲渡できることがあります。また、60歳以上でも永年預かり制度を利用すれば、猫を飼育することが可能です。永年預かり制度を利用できる猫は限られますのでご了承ください。

猫の脱走防止対策
猫はわずかな隙間から外へ逃げ出してしまうことがあります。一度逃げだした猫を捕獲するためには大変な労力が必要になります。脱走を防止するための、柵や扉の設置をお願いすることがほとんどです。脱走防止のための対策をできない方は、譲渡が難しくなることが多いです。

譲渡の流れ

①アンケートを記入

家族に迎えたい猫ちゃんがいましたら、スタッフにお気軽にお声がけください。
書面のアンケート(里親希望者様申請用紙)はその場でご記入頂けます。
日を改めて検討したい場合は、公式LINEアカウントからアンケートのデータを送付いたします。
ご記入いただいたアンケートを、猫の保護主さんへ送らせていただきます。

②保護主さんと面談

公式LINEアカウントへ友達申請していただくと、譲渡までの流れがスムーズになります。
里親希望者様と保護主さんと電話やLINEなどで直接連絡を取り合い、面談の日程を決めます。
話し合いの結果、猫の譲渡ができると判断された場合、猫のトライアル開始の日時を決めます。

③トライアル期間

飼育環境を見させていただくため、保護主さんが猫をご自宅に連れて行きます。
この日に譲渡金と交通費をお支払いいただきます。
猫の飼育を始めてから1週間から1ヶ月間はトライアル期間といいます。
簡単にいうと、猫のお試し飼い期間です。
猫のご自宅での様子や、先住猫や先住犬との相性を見る期間です。
トライアル期間中は、いつでも猫を保護主さんへ戻すことができます。
また、里親希望者様と保護主さんが信頼関係を築く期間でもあります。
定期的に連絡を取り合い、猫の様子をお知らせいただきます。

④正式譲渡

トライアル期間を経て、里親希望者様と保護主さんがお互いに同意したのち、正式譲渡となります。
正式譲渡後も、保護主さんと決めた間隔で猫の様子をお伝えください。
原則として、正式譲渡となった猫は保護主さんの元へ戻すことはできません。
動物を終生飼育するには、莫大な時間とお金が必要です。
どんなことがあっても猫を大切に飼い続ける、という気持ちで正式譲渡を決めてください。

譲渡負担金について

トライアル開始の際、お約束事項を記載した書面に署名をいただきます。
また譲渡負担金として1匹につき44,000円(税込み)と交通費実費分(保護主宅から里親希望者様宅までの距離×15円×往復)をいただきます。

負担金の内訳:不妊手術、混合ワクチン接種、ウイルス検査、便検査、寄生虫駆虫、マイクロチップ、その他医療処置費用

トライアル期間の注意点

猫は環境が変わることに敏感です。
保護猫カフェから里親希望者様のご自宅へ移動することで、様々な変化が起きます。

・おびえて、ちぢこまる
・トイレに入って動かなくなる
・ご飯を食べない
・体重減少
・吐き戻し
・排尿しない
・下痢をする
・便秘になる
・夜鳴きをする

トライアル中は猫も新しい環境・人に大きな不安を持っています。
そのため上記のような行動・症状が起きやすいです。
特に夜鳴きについては、人の睡眠にも関わるためトライアル中止となるケースがあります。
しかし、トライアル期間中はこれらの症状があらわれて、少しずつ新しい環境・人に馴れて落ち着くのを気長に見守って頂くための期間でもあります。
気になることやお困りごとがあれば、いつでも保護主さんや保護猫カフェさくらの公式LINEアカウントにご相談ください。
猫の様子によっては、トライアル期間を延長することも可能です。

トライアル期間を経て、里親希望者様と保護主さんの両者が、心から納得して正式譲渡できることを祈っています。

LINEでご相談できます

保護猫が正式譲渡になるまでを、保護猫カフェさくらのスタッフがLINEでサポートします。

・在籍猫の里親になることを検討している
・どの猫が自分に合っているか相談したい
・気になる猫がいる
・在籍猫の普段の様子が知りたい

など、お気軽にお尋ねください。

 

 

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